【20代薬剤師向け】履歴書・職務経歴書から採用担当者が知りたいことは?書類作成前にすべき事と作成後に準備しておきたいこと

薬剤師の星谷です。

薬剤師になって3年・・履歴書も職務経歴書もなんだか空白が多いけど大丈夫?実績と呼べるものがない・・このように不安になる方もいるのではないでしょうか?

書類から採用担当者が知りたいのはあなたがどんな人なのか?ということです。じゃあ、どうしたら良いの?という疑問に今回はお答えします!また私がリクルーター経験で学んだ、相手の印象に残る伝え方のポイントをお伝えしますので、書類作成後の準備もばっちりしちゃいましょう!

派手な実績は求めていません!知りたいのはあなたがどんな人なのか?ということ

20代薬剤師さんの場合「薬剤師としての経験が浅い」ことを確認したうえでの面接になりますので、企業も「大きな実績(難関の〇〇という資格を取った!売上を上げた!待ち時間を15分短縮した!等)」は求めていません。もちろんあれば有利です。

それよりも、どんなことに取り組んで、どんなことができるのか、どんなことに興味がありどういう人物なのか自分の言葉で伝えられることが重要です。

例えば、「新卒以来、呼吸器内科の門前薬局で勤めていて、様々な呼吸器の症例を経験してきました。分かりやすい吸入器の指導には自信があります。」 「もともとセルフメディケーションに興味があり、アロマテラピーの資格を取りました。」など。

書類作成前にすべきこと&行き詰まった時は視点を変える

履歴書や職務経歴書作成する際、自己PRって何書こう?

そんな時は、今まで「何をやってきたか」一つずつ振り返り書き出していきましょう!・・・正攻法としてはそうなのですが、新卒で入ってから仕事を覚えるので精いっぱいだったし、漠然と振り返って作成するのは難しい・・と感じることもあるでしょう。そんな行き詰まってしまった時は、視点を変えて薬剤師が求められている能力や面接企業が大事にしている理念から考えてみましょう。その能力や理念から自分の経験を振り返り考えていく方法です。

例えば、これから益々重要になっていく「かかりつけ薬剤師」という視点から考えると、「現在はかかりつけ薬剤師ではないが、地域の方々から求められる必要とされる薬剤師を目指しています。そのために今、研修認定薬剤師の資格取得に向けて勉強時間を意識してつくっています。現在〇〇点集めています。」など。将来に向けてアピールできるのは20代薬剤師の特権です!

書類作成後に準備しておきたい印象に残る伝え方ポイント3つ!

せっかく書類に素晴らしいことが書けても、面接時それを伝えることができなければ無駄になってしまいます。書類に記載した項目をどのように伝えていくか面接の準備も一緒にやっちゃいましょう!

ポイントは3つです。

①伝える順番は、背景→出来事→今後の抱負

例えば自己PRで「今までの経験も活かし、患者さんにもっと深くかかわれる在宅に積極的に取り組みたいと考えています」と記載した場合。

<背景>今までは、知識を付けたいと考え大きな病院の前の門前薬局で勤務してきた。現在の会社の方針で待ち時間短縮が最優先となっている。業務に慣れてきた今、本当にこれが勉強になったのか不安になってきた。

<出来事>そんな時大学の同期が在宅専門の薬局で働いていると聞き、在宅は外来とは違う患者さんとの関わりがあることを知った。在宅医療を通し、もっと深く患者さんと関わりたいチャレンジしたいと思った。

<今後の抱負>患者さんとの関係だけでなく、多職種の方からも薬剤師がいてよかったと思われる働き方をしていきたいと考えている。

自分にはこういう前提があり、こんなきっかけで行動し、将来こうなりたいこの順番です。伝える順番を整理すると相手に伝わりやすくなります!

②事実のあとに感情の言葉をつける

例えば、患者さんに感謝されて(自分が)本当に嬉しかった。患者さんが持ってきた残薬量の多さに(自分が)びっくりして思わずスゴイですねと言ってしまった。〇〇という出来事があって、自分は〇〇という気持ちになった。事実だけでは相手の気持ちは動きません。相手の気持ちが動く、印象に残る伝え方のポイントは事実+あなたが感じたとの時の気持ちを付け加えることです。

③今後の抱負を必ず伝える

その出来事から、何を学んでどう活かしたいのか。今後どうしていきたいのかがしっかりあるとポジティブな印象を与えることが出来ます。

まとめ

  • 実績よりも、あなたはどんな人?が伝わる内容にしよう。
  • 考えることにつまずいたら、視点を変えて考えていきましょう。
  • 伝え方も合わせて考えてしまいましょう!

客観的な実績ももちろん大事ですが、どんな志向なのか採用担当者は気にしています。また気になる企業情報や自分がやりたい事を考えて書類を作成してみましょう。その時、もし文章が拙くても面接時の伝え方で挽回できます!どう伝えるかも一緒に考えておきましょう。

以上ポイントをお伝えしてきましたが、企業により大事にしていること、求めていることが違いますので、紹介会社と一緒に各社に合わせた対策をすることが重要です!みなさんの経験から何をアピールするか一緒に考えてくれる紹介会社を選びましょう。

お困りのことがありましたら弊社お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!

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