
転職活動では、まず「書類選考」という壁を越えなければ面接にたどり着けません。
とくに薬剤師の場合、保有資格や職務内容が専門的なぶん、採用担当は履歴書を通じて「即戦力か」「コミュニケーションが取れるか」「志望動機が自社と合うか」を短時間で判断します。
つまり履歴書は、あなたの強みを30秒で伝える営業ツール。
ここで魅力を示せないと、どれほど優秀でも面接のチャンスを逃してしまいます。本コラムでは、薬剤師が書類選考を突破するための履歴書作成ポイントを分かりやすく解説していきます。
履歴書を作成する際のポイント
転職の際、まず履歴書をどう記入をすればいいのか迷いますよね。
ここでは履歴書の書き方を紹介します。

作成は手書きでもパソコンでもOK!
履歴書は手書きでもパソコンで作製をしてもどちらでも問題ないです。
ただし、手書きの場合は、当たり前ですが丁寧な字で記入をするようにしましょう。
手書きの場合は、必ず黒のボールペンで記載をしもし間違えた場合は、新しい履歴書に記載をし、二重線で消したり、修正テープは利用しないようにしましょう。
写真は証明写真を使用しましょう
履歴書に利用する写真は証明写真の縦40mm×横30mmを使用するのが一般的です。
服装はスーツを着用し、髪型やメイクは清潔感を意識しましょう。
また背景は何も映っていないものを使用したほうがいいので、自宅で自撮りはせずに、写真館や証明写真機を利用するようにしましょう。
空欄は作らない
履歴書の項目でとくに記載することがない場合があるかもしれません。
その場合は空欄にせず「特になし」と記載をしましょう。
書き方・フォントは統一する
「わたし」「わたくし」「私」などの文言や、経歴・生年月日などは「西暦」「和暦」どれかに統一をするようにしましょう。
また、パソコンで作製をする場合は、フォントの種類・サイズはいろいろ使用せずに統一して記載をするようにしてください。
履歴書は志望先に合わせて作成をする
何か所かに応募をする場合、1枚の履歴書を使いまわしたいと思ってしまいますが、志望動機や自己アピールについては、志望先に合わせて変えて記載をすることが望ましいです。
個人情報や経歴など、統一で使用できるものもあるので、パソコンで作製をすれば部分的に複製することが可能になるので、複数手書きは面倒な方は、パソコンで作成することもおすすめです。
履歴書の書き方
個人情報の欄

氏名と住所
氏名はふりがなを忘れないようにし、姓と名の間はスペースを空けて記入しましょう。
履歴書に「フリガナ」とあればカタカナで、「ふりがな」とあればひらがななので、その点も注意してください。
住所は、省略せず番地やマンションの部屋番号まで省略せずに記入をするようにしましょう。
電話番号・メールアドレス
手書きの場合、メールアドレスの「ー(ハイフン」と「_(アンダーバー」などわかりにくいものがあるので、しっかり区別ができるように記入をするように意識をしましょう。
学歴・職歴

学歴
学歴は一般的に中学卒業から記載をすることが多いですが、転職の場合は高等学校卒業からで問題ありません。
学校名は省略せず「○○県立○○高等学校」と記載をするようにしましょう。
職歴
職歴は、派遣も含めて記載をしましょう。
注意点は「入社」と「入職」はしっかり分けて記載をすることです。
- 入社:株式会社など会社の場合
- 入職:医療法人などの病院・クリニックの場合
学歴にも共通することですが、「年」は西暦なのか和暦かは統一して記載をしましょう。
派遣勤務をしていた場合、派遣元の会社・派遣先の会社どちらも記載をしましょう。
資格・免許

資格名は省略しない
×自動車免許 ではなく、○普通自動車第一種免許 のように、正式名称で記載をするようにしましょう。
複数記載の場合は、取得年月日が古い順に記載をしましょう。
薬剤師免許以外に、認定資格など持っている場合はアピールポイントになりますので忘れずに記載をしましょう!
志望動機・自己PR

志望動機や自己PRは履歴書の中で、最も重要な項目です。
しっかり志望先に合わせて作成をしましょう!
採用担当は、ここの項目から「貴方がどのような人なのか」「どのような経験をしてきたのか」「どれだけうちで活躍をしてくれるのか」「意欲はあるのか」など様々なことを感じ取ります。
なので、今までの経験や自分の強みがどのように志望先で生かすことが出来るのか、貢献できるのかも意識しながら記載をすることがポイントです。
また、個々の内容を面接でさらに深堀されて質問される場合もあるので、嘘は書かないようにしましょう。
重要なポイントは、文章が少ないといい印象を与えられないため、できるだけ8割は埋めるように心がけましょう!
その他
履歴書の中に「本人希望欄」がある場合、希望年収や時間、パートであれば希望曜日などを記載することは可能です。
しかし、上記に加えて「上記の希望はありますが、貴社(貴院)の規定に準じます」と記載をするのがおすすめです。
まとめ
- 履歴書は手書きでもパソコンで作製、どちらでもOK
- 西暦・和暦や、わたし・私などの言い方はどちらかに統一して記載をする
- 写真は証明写真を使用し、縦40mm×横30mmが一般的
- 空欄は作らない
- 学校名、会社名、資格名は正式名称で記載をする
- 志望動機・自己PRは志望先ごとに作成をし、8割埋める
今回は、薬剤師の履歴書の書き方についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
履歴書は、採用への第一歩です。
作成をするのは少し大変ですが、適当に作成するのではなく、採用の可否に関わる書類なのでしっかり作成をしましょう。
ぜひ今回の作成ポイントを参考にしてください!
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