長期の服用で味覚障害を生じる可能性がある医薬品<難易度:高>

問題

以下の選択肢のうち、長期の服用で味覚障害を生じる可能性がある医薬品を選べ

 

  1. プロマックD錠(ポラプレジンク)
  2. メトグルコ錠(メトホルミン)
  3. カルブロック錠(アゼルニジピン)
  4. メチコバール錠(メコバラミン)
  5. ジャヌビア錠(シタグリプチンリン酸塩水和物)

解答

2

解説

私が解説します!
解説者:鈴木 達也
薬剤師。求人サイト「キャディカル薬剤師」を運営する株式会社MCSのキャリアアドバイザー。MCS所属キャリアアドバイザーの教育を目的とした社内セミナー「薬剤師塾」、およびMCSが提供する教育研修サービスの講師も務める。講師歴10年。

メトグルコの長期使用によりビタミンB12の吸収不良があらわれることがありますが、ビタミンB12の欠乏に伴いHunter舌炎と呼ばれる萎縮性舌炎を呈し、舌痛や味覚障害を生じます。

一般的にHunter舌炎は胃切除の数年後に生じることが多いですが、PPIやメトホルミン製剤の長期内服例でも報告があります。

治療はビタミンB12の補充を行います。従来は静注ないし筋注とされていましたが、現在は内服も有効とされています。1~2か月の投与で改善する症例が多いようですが、ビタミンB12欠乏状態が長期間であった場合などでは不可逆的なこともあるようです。メトホルミンを長期に服用している患者には時々味覚異常が生じていないか確認し、生じている場合は早めに受診するよう情報提供しましょう。

 

<参考>

メトグルコ添付文書

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 91巻12号 p1008-1011

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