【転職薬剤師必見】職場に早くなじむために心がけたい事3つ&良好な人間関係を維持するために自身でできる事3つ

薬剤師の星谷です。

新しい職場、新しい仲間・・想像するだけで緊張するのは私だけでしょうか。

私は転職だけでなく店舗異動を含めると8か所の職場に属したことがありますが、幸運なことに、どこの職場も良い方々に恵まれたなと感じております。

しかし、自分がいじめられるということはなかったものの、やはりどの職場にも一人は問題になるような人はいて、それなりに悩んだこともありました。

深刻な人間関係でお悩みの方には物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、今回は新しい職場で早くなじむためポイント、人間関係を良好に維持するための事について私の経験も含めお伝えしていきたいと思います!

薬剤師が人間関係で悩む理由は、職業上の特徴の影響もある

「新しい職場でうまくいくかな・・どうしよう・・」と考える前に、薬剤師という職業上の特徴が人間関係を構築する上で障害となっている場合があります。

職業上の特徴を改めて押さえて「そうだよね。この環境なら、自分でもあり得る。」とストレスをためないための視点にしていただけたらと思います。

特徴①
常に緊張状態を強いられる

薬剤師の仕事は人命に関わる仕事です。少しのミスが重大な事故にもつながりかねないので、常に集中し、神経を張り巡らせ緊張状態で仕事に臨んでいると思います。なので、職場全体も緊張感のあるものになっています。

私が特にそれを感じたのは大型門前の環境。患者さんが続々と来局され、いかにミスなく早くさばくか・・そんな時に初歩的な質問を後輩からされると・・え!なんなの!?と怒っていました(ごめんなさい。その時の後輩くん)自分含め周りもイライラと殺伐した雰囲気、そんな環境だと必然的に対人関係に悪影響を及ぼしてしまいます。

特徴②
閉鎖的空間

閉鎖的の部分には物理的なものはもちろん、対人関係も含まれます。薬局や病院の調剤室で一日の大半を過ごすことになる薬剤師の仕事は、閉鎖的な空間になりがちです。また、いつも決まった少人数の人と毎日密接に関わるため、それだけスタッフ間の嫌な部分が見えやすくなりそれがストレスになる場合が多いと感じます。

職場に早くなじむためには?心がけたい事3つ

せっかくなら早く職場に慣れ、気持ちよく働きたいですよね。早くなじむためのポイントは3つです。

①職場の仲間の名前を覚え、環境を把握する

新しい環境では、分からないことがあるのは当たり前です。一日でも早く、周りで働く仲間たちや職場の環境を把握することが大切です。
まずは、職場の仲間の顔と名前を一致させることから始めましょう!私の経験では、同じ苗字の人は名前が呼び名だったり、あだ名だったり。また薬局によっては「さん」ではなく「先生」と呼び合うところもありその環境での習慣は様々でした。
もし、たくさんのスタッフがいる場合その職場の雰囲気をつくっているような人や、頼りにされているような人は誰なのかということも把握しておきましょう。何かあったときに頼れる人がいると安心です。

②挨拶とお礼は忘れてはいけません!

とても当たり前のことですが、振舞い方で職場にうまくなじめるかどうかが決まってきます。大切にするべきことは「挨拶」と「お礼」です。
出退勤のときの挨拶はもちろん、わからないことがあったら周りの人にどんどん聞き、その時にお礼=感謝の意持ちをきちんと伝えましょう。

③「一生懸命」「謙虚」な姿勢で

一生懸命慣れていこうとする姿を見せれば、自然と周りの人もあなたのことを認知してくれるはずです。まずはできることを、精一杯や取り組みましょう。

例えば、調剤薬局という同じ業態に転職しても新たな環境ではルールが全く違うことはよくあること。新たな環境では教えてもらうことが多くなります。教えてもらう事への感謝の気持ちと謙虚な姿勢で、一日も早く新しい職場環境になじんで仕事をこなせるようになりましょう。

良好な人間関係を維持するために自身でできる事3つ

残念ながら人間関係で悩まない職場はないです。人同士が関わる環境がある限り人間関係の悩みはなくなりません。人間関係を良好に維持するために、自分でできることを3つ紹介します。

①苦手な人の良いところを探す

その人が苦手、嫌い・・という意識から入りすべてを否定したくなってしまいます。しかし、何かしら欠点があるのは当たり前です。その人には良い部分も必ずあるはずです。

②雑談も心掛け、相手に興味をもつ

以前の職場では、相手と顔を合わせて話して、身の上話をしないと仕事がうまくいかない!と言われたことがありました。(私はその時、生意気にもなんて古い考えなの!とか思ってました)これは極端な例だったかもしれませんが、相手に興味を持って仕事以外の話をすることで、距離が縮まり円滑に物事が進むこともあります。

患者さんの服薬指導でも相手を知ろうとする姿勢で問題点や改善点が見つかったり、そこから頼りにしてもらえたりすると思います。信頼関係をつくるにはまず、相手に興味を持つことだと思います。

③人は完璧でないと理解する

完璧な人間なんていません。自分自身もそうですよね。人は機械ではないのでどうしても失敗してしまうことがあります。誰かを否定するのは簡単ですが、その失敗に対し自分が何かできることはなかったか考えてみましょう。その改善に取り組むことで、自分自身が働きやすい環境に変えられる場合もあります。

とはいえ、以上3つは余裕があるときの対応です。もし追い詰められてしまうような大きな問題であれば早急に周りに相談しましょう。同僚や上司、身近な人に相談しにくい場合はぜひ人材紹介会社を頼ってください。第三者の中立的な立場からの意見も聞けますし、必要ならば転職アドバイスも受けられます。

まとめ

  • 教えてもらうという事に謙虚な姿勢で感謝の気持ちを忘れずに。
  • 人間関係の悩みはなくならない!良好な人間関係をつくる行動を自分からやってみる。
  • 一人で悩むより、時には人材紹介会社への相談も考えてみましょう。

私は初めての転職で、前職の経験を出しすぎて失敗したこともありました・・新しい環境でまず状況を把握すること、謙虚な姿勢が疎かになっていたと思います。

上記のことは当たり前のことばかりですが、基本だからこそ忘れてしまいがちなこともあります。良いスタートができるように参考にしてもらえたらと思います。

自分では解決できない、第三者の意見が聞きたい等お悩みのある方は弊社お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!

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