面接の受け答えの内容と同じくらい大切なのが、見た目によって面接官に与える第一印象です。どんな服装を選べばよいか、どんなことに気を付ければよいかなどをまとめたので、面接に行く前にしっかりチェックしておきましょう
目次
薬剤師の面接もスーツが基本
採用面接での服装は、面接官に失礼のない服装を選ぶという意味で、スーツの着用が基本です。「薬剤師は業務中にスーツを着ないから」「パートの面接だから」とカジュアルな恰好で行くと、かなりマイナスの印象を与えてしまいます。
ただ、「カジュアルな服装でお越しください」といわれた場合は、ガチガチのリクルートスーツで行くのは考えものです。
面接官はあなたのパーソナリティーを見たいと思っているので、そのときはオフィスカジュアル程度に。オフィスカジュアルには「カジュアル」という言葉が入っていますが、スーツに寄せたファッションを指しています。あくまでも面接はビジネスの場なので、落ち着いた色やデザインを選ぶようにしましょう。
薬剤師にふさわしい清潔感が必須
薬剤師とは患者さまの健康や命を守る職業であり、顔を合わせて直接お話をする機会も多くあります。
スーツやシャツのシワ、ダボダボだったりピチピチだったりとサイズ感が合っていないスーツ、ぼさぼさの髪、伸びた爪やひげ、濃いメイク、派手なネイル、相手に気付かれるほどの香水や体臭などは、清潔感がなくだらしない印象を与えてしまうので、薬剤師として雇いたくないと思われても仕方がありません。
とびきり上等なスーツでなくても、清潔に着こなしていれば、よい印象を与えることができます。
あとは笑顔がしっかり出せれば、第一印象はパーフェクトです。
女性のスーツ着こなしポイント
普段スーツを着ることが少ない女性は要チェック。きちんと見える着こなしのポイントをご紹介します。
●ジャケット
ボタンはすべて留めます。ひとつボタンのスーツも売っていますが、少しカジュアルなデザインなので、オフィスカジュアルとして着るならOKです。色は黒、ネイビー、グレーなどがおすすめです。年齢的に似合っているかという点も、客観的に判断しましょう。
●シャツ・インナー
黒色のスーツに真っ白なシャツはリクルート感が強くなるので、年齢によっては、インナーはスーツ用Tシャツやカットソー、ブラウスにしてもすてきに見えます。
オフホワイトや薄いピンク、薄いブルーなど、少し色味のあるインナーもおすすめです。
●スカート
立っているときはちょうどよさそうな丈でも、座ると裾が上がって短くなります。座った状態でひざ上5cm以内におさまる丈を選びましょう。
●パンツ
最近はパンツスーツもOK!活発に見えて好印象の場合もあります。
フレアパンツならヒール中央までの丈に、ストレートパンツならヒールのかかとが隠れる丈に調整しましょう。
男性のスーツ着こなしポイント
スーツをしばらく着ていない場合は、サイズが合っているか、事前に一度着てみてチェックしましょう。
●ジャケット
無地でも光沢のあるスーツは避けるのがベター。
ジャケットの一番下の飾りボタンは開けておくのが正式な着こなしです。マナー違反とまでは言えませんが、椅子に座るときは全てのボタンを開け、立つときは閉めるのが一般的なマナーです。
ポケットのフラップは、屋外では出し、屋内ではしまいましょう。
●シャツ
シャツは白を選びましょう。袖口がスーツの袖から1~1.5cm出るのがちょうどいいサイズ感です。
●ネクタイ
クールビズをうたう夏も含め、季節に関わらずネクタイは必須です。無地のものや細いストライプ柄が基本です。色は情熱的に見えるエンジや、清潔感のある青がおすすめ。
小物類で気を付けること
最後に、ベルトや靴、バッグについての、見落としがちなチェックポイントをご紹介します。
●靴
ベルトと靴の色は合わせるのが基本です。
男性の靴は明るい茶色や先のとがったものは避けるようにしましょう。また久しぶりに履く靴の場合、かかとが削れていたり、色が剥げていたりしないかも確認をしておいた方がいいでしょう。男女とも、靴やパンプスは光るほど磨きすぎると派手な印象になるので、ほどほどに。
●鞄
面接終了時などに何らかの書類を受け取る可能性も考え、ビジネス用のシンプルなA4サイズの鞄を用意します。派手な装飾のものは避けましょう。
面接時は、鞄を椅子の横に置きます。床に置いてもへたらず自立する素材、デザインのものを選ぶとよいでしょう。
●腕時計
時間はスマホがあれば分かるからと腕時計を持たない人も増えていますが、特に男性の場合、スーツの時は腕時計がマストです。
面接会場などで時間を見ているだけでも、スマホをいじっている印象を与えてしまうというのも、理由のひとつです。カジュアルすぎず、ビジネスの場にふさわしいデザインの腕時計を用意しましょう。
まとめ
・薬剤師の面接も、清潔なスーツスタイルが基本です。
・女性用スーツは、スカートやパンツの丈感にも気を配りましょう。
・男性用スーツは、ジャケットのボタンの開け閉めにも注意しましょう。
・意外と目立つ靴やベルト、バッグなどの小物もぬかりなくチェックしましょう。
薬剤師として転職をするなら、やっぱりスーツ。「キャディカル薬剤師.転職」のキャリアアドバイザーなら企業ごとの面接の傾向なども把握しているので、服装のアドバイスに加えて、面接前に知っておくべき情報を漏れなくお伝えいたします。
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