【薬剤師】独立・開業は儲かる?大丈夫?独立・開業を考えた時にチェックしておきたい事3つ!

薬剤師の星谷です。

薬剤師のみなさんは「自分の薬局をもちたい!」「独立して自分の理想の薬局を作りたい!」「開業して稼ぎたい!」等と考えたことはありませんか?

特に大手企業に勤めると細かいところまでマニュアルがあって自由度がなく、自分はこうしたいのに!自分はこういう方向に進みたいのに!と思っても叶わないことが多いでしょう。そんな時に“自分の薬局を作りたい”と考えるのではないでしょうか。

独立・開業で理想の薬局作りはできるのか?収入面は大丈夫なのか?今回は独立・開業を考えた時のチェックポイントをお伝えしていきたいと思います。

①独立・開業のメリット・デメリットをチェック!

メリット

  • 理想の薬局作りができる!
  • 働き方を自分で調整できる!
  • 儲けることもできる!

一番のメリットは自分の理想の薬局を作れるというところに尽きると思います。外的な薬局の構造、雰囲気、装飾などはもちろん、内的などのように患者さんと関わっていくかまで自分のやりたいようにできます。会社の方針、上司の意向なんてものはありませんので、自分の作りたい薬局が明確な方は、ぜひチャレンジして欲しいです。軌道にのれば、自分は指導や経営に回り、働き方を自由に調整できたり、売り上げを増やすこともできます。

デメリット

  • 責任重大!
  • 色々な負担がある
  • 収入が不安定になることも

一方デメリットですが、考えれば考えるほど出てきてしまう・・そんなものですが、一番のデメリットは自分が全責任を負うということでしょう。患者さんに対してはもちろんですが、もし雇用してだれかに給与を払う立場ならば、その従業員の生活にも責任があります。また患者さんやお客様対応だけでなく、申請業務や労務管理等雇われていた時にはなかった作業がプラスされ負担と感じることもあるでしょう。売上も自分の収入に直結するので閑散期など不安に感じる時もあるかもしれません。

②独立・開業の方法をチェック!

独立・開業に向けて何をしなくてはいけないのか?やるべき事は以下のような内容です。新規で立ち上げるとなるとかなりの労力が予想されます。新規以外にはどんなものがあるのか?一つ事例を紹介します。

  • 物件、案件探し
  • 法人(個人)設立
  • 事業計画書作成
  • 銀行借り入れ計画作成
  • 開局申請業務
  • 医薬品仕入れ業務
  • 医療機器の購入業務
  • 財務、経理、労務管理
  • 薬剤師、事務員の求人

など

一人で全部できるのかな?新規で立ち上げる時のデメリット

医師や物件を一から探す方法です。医師にコネクションがない場合は、独立・開業支援を行っている企業を頼るしか策はないでしょう。医師は何歳なのか?何が専門なのか?薬剤師を頼ってくれる人側なのか・・不安要素も多いでしょう。そして、物件探しも非常に重要です。人通りがあるのか、その街の人口構成はどうなっているのか、駐車場や駐輪場は?等々・・考えることは山積みです。
建物にこだわりたい、新築じゃなければ嫌だ・・というようなこだわりが無い限り、一から独立・開業をすることは負担が大きいためオススメではありません。
また建物だけでなく、薬品の仕入れも新規薬局には厳しい現状があります。値引きで買えない・・そもそも契約できない!?なんてこともあります。薬価差益は薬局の利益として出しにくくはなってきていますが、利益をだせる一つの手段です。
利益=現実を考えると新規で一から立ち上げるのは、よほどのコネクションがないと難しいかもしれません。

デメリットが少ない譲渡という方法

売上はあるが経営者が高齢で薬局の跡継ぎがいない、グループ会社の処方箋総枚数の調整などで売りにでる薬局も少なくありません。そのような薬局を自分の会社にするという方法もあります!
新規開局時のデメリットであった、物件・案件探し、医療機器の購入、薬の仕入れ、売上確保の項目がクリアになります。初期費用を抑えたい、とにかく売上がきちんと確保できるのか不安・・そんな方は譲渡という方法を考えてみても良いでしょう。
このような場合、仲介してくれる企業様によっては・銀行借り入れ計画作成・開局申請業務・医薬品仕入れ業務・医療機器の購入業務・財務、経理、労務管理・薬剤師、事務員の求人などの煩雑な業務も支援してくれるところもありますので、支援業者の選択がとても重要になります。

③儲かるのか?調剤報酬改定をチェック!

さて、独立・開業を目指す方は理想の薬局だけでなく、収入面ももちろん気にされていると思います。
2020年の調剤報酬改定からどのような薬局が儲かるのか?を確認したいと思います。薬剤師塾の記事に調剤報酬改定の解説もありますのでご覧ください。

調剤基本料は1を算定したい条件です。そうなると、処方箋枚数と集中率の問題です。処方箋枚数が月2000枚以下ならばクリニック門前でもOKです。1日40枚以下なら薬剤師1名=自分だけでできますので、一番手っ取り早いでしょう。
処方箋枚数が月2000枚を超えてしまうなら、面処方を受けなければなりません。医療モールや複数の医療機関が周りにある環境でないと難しいでしょう。調剤基本料1を取れないと地域支援体制加算を算定することはできないと考えた方がよいです。
地域支援体制加算は今回の改定で35→38点に上がっていますので、今後も重要になるところだと思います。利益をしっかり考えていくならば、この調剤基本料1(42点)+地域支援体制加算(38点)は外せないでしょう。なので、これが算定できない・・となるとしっかり利益がでる策を他に考えなければなりません。

まとめ

  • 独立で叶えたいことは何か?メリット・デメリットを両方見る!
  • 新規オープンだけではない!初期費用を抑える方法、支援を受ける方法もあります!
  • 儲かるか?は、あなた次第!まずはMCSにご相談ください

独立・開業したい!と考えている方は、考えているだけではダメです。行動あるのみ!です。独立・開業した方の話を聞いてみるだけでも大きな一歩ではないでしょうか。
経験者や信頼できる人材紹介の企業の方の話から、理想の薬局が明確になったり、見えてくる課題も出てくると思います。
MCSも独立・開業を目指す方々の支援を行っております。お困りのことがありましたら弊社お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!やりたいことを一緒に実現しましょう!

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