【20代薬剤師面接対策】アピールポイントを探す方法と職種別アピールポイント&自己PRから採用担当者が見ているポイント3つ

薬剤師の星谷です。

以前の記事で志望する企業を研究する前に“自分を知ることが大切”とお伝えしたのですが、今回はその詳しい内容をお伝えしたいと思います!

私は新卒の就活をしている時、自分の強みが分からず・・友達に聞くには恥ずかしく・・親や親戚を頼ってました(笑)自分を客観視するのは難しいですよね。

しかし、転職となると人柄はもちろん、今まで何をしてきたのか?何ができるのか?をアピールすることが必要です。では、どのように自分の仕事を振り返ればよいか?アピールできることは何か?そして採用担当者が見ているポイントについてお伝えしたいと思います。

アピールポイントを探す方法

仕事の振り返り方法~モチベーション曲線を描いてみよう!~

今回は仕事の振り返りに私がオススメする“モチベーション曲線”についてお伝えしようと思います。楽しかった事、頑張ったことが見えてきて、逆にこういう事でへこむ、こういう失敗があったことも見える、強みと弱みが確認できます。早速やってみましょう。

・準備するものは紙とペンのみ♪

手順①縦軸と横軸を書く

手順②縦軸の上【+】下に【-】、横軸に入社してからの年数をざっくりと記載

手順③入社以来の仕事を思い出す

手順④楽しかったことは【+】、へこんだことは【-】に線を書いていく

手順⑤【+】や【-】になったところの出来事を深堀して書き出す

完成\(^o^)/

上記の図の〇をしたところに、皆さんの強い弱みが隠れています!

例えば初めの〇から・・


[新入社員で入社して覚えることだらけ、簡単なミスもありへこむ毎日]

→[半年経った頃からできることが増え、先輩にも褒められて、なおさらやる気UP]

→[そんな時に患者さんからのクレーム・・私の説明に問題が・・・]

→[そこからもっと患者さんの話を聞く、一方的に説明しないことを意識。薬の勉強だけでなく、病態に関するもの、コミュニケーション本なども読んだ]★

→[クレームを受けた患者さんからお褒めの言葉をもらいました]★★

→[私にもついに後輩ができた2年目・・教えることの難しさにぶつかる]・・・


このような事例から強みを読み解くとすれば、


★凹んでも悩み過ぎず切り替えられる!凹んだきっかけから努力できる!

★★患者さんへの貢献がモチベーション!クレームを受けた人にもその後きちんと対応できる!


こんな感じで出来事を書きだし、客観的に振り返ってみましょう。

業種別アピールポイント

さて自分の強みがわかったところで、どの応募先でも同じ自己PRでよいのでしょうか?答えはNOです。今回は業種に注目してアピールポイント例をみていきましょう。

患者さんが集中する時間帯が必ずある調剤薬局には【コミュニケーション能力】をアピール!

特に門前薬局の場合ですが、必ず患者集中時間という物が存在します。その時に臨機応変にコミュニケーションできるか?が勝負です。混雑時は最低限のポイントを押さえて指導。足りない説明があってはいけませんし、雑になってもいけません。逆に間違った薬の使用方法をしていた患者さん等にはしっかり根気よく向き合っていく必要があります。薬局の状況や患者さんに合わせて臨機応変にしっかりコミュニケーションがとれる能力はアピールポイントです。

幅広い業務があるドラックストアには【好奇心】をアピール!

ドラックストアやドラック併設調剤には、調剤だけでなく他の業務を様々あります。OTCはもちろん、時には品出しの手伝い、レジ打ち・・様々な業務に積極的に取り組めることを必要とされます。新しいことをすることに抵抗がない、むしろワクワクする、調剤業務以外にもいろいろやってみたい!そんな好奇心がアピールポイントになります。

多職種が周りに常にいる病院では【チーム連携力】をアピール!

病院では常に医師、看護師、その他医療従事者の方々とコミュニケーションをとりながら業務を進めることが必要です。今までの経験で多職種と連携をしていた経験があるとアピールポイントになります。薬剤師の役割をきちんと理解して、薬剤師視点の提案ができる。そんなことをアピールできると良いですね。

薬剤のことでなく一般職種の企業では【ビジネススキル】をアピール!

企業へ就業する際には、ビジネススキルは欠かせません。中途採用ですとビジネススキルがあることが前提ですが、私たち薬剤師は企業の方がない専門知識という武器をすでに持っています。そのうえでビジネススキルもしっかりしているとポイントアップです!

どのような人を求めているか?を考えよう!

業種はもちろんですが、志望する企業の企業理念からその会社は何を大事にしているのか?どんな方向性にむかっているのか?そこからどんな人を求めているか?それに合わせて自分の強みをアピールできるのがベストです。

自己PRから採用担当者が見ているポイント3つ

では実際に採用担当者は主にどこを意識してみているか確認していきましょう。

1,職場になじめるかどうか

採用担当者は、その職場に定着し長く働いてほしいと考えています。なので、重視されるポイントはその職場になじめるか=適性があるかです

適性がない人材を採用してしまうと、採用した人の離職リスクだけでなく、周りのスタッフや患者さんにとっても良い影響はありません。

その職場にあったスキルだけでなく、コミュニケーション能力や柔軟性、これまでどのよう仕事にどう対応してきたか、そんな部分が見える自己PRを意識してみましょう。

2,どんな人柄か

私が面接を受けた時、必ず趣味はなんですか?等薬剤師の私ではない人柄にあたる質問をされました。どんなことに興味があって、どんな嗜好があるのか・・それが今の職場のスタッフと合うか・・。

自己PRの文章も、応募者の人間性や人柄、嗜好や趣味など職場内の雰囲気に合う人物かどうか見るポイントになります。そうは言っても・・趣味ないんだけど?と私は悩みました。趣味で悩んだら休日何をして過ごすことが多いかから考えてみてください。高尚な趣味、マニアックな知識をここでは必要ではありません。

3,職場にどんなことで貢献してもらえそうか

簡単にいうと、この応募者を採用して現在の職場に利益が得られる可能性があるか?という事です。

かかりつけ薬剤師を以前の職場で行っていた=加算がとれる可能性、管理者経験がある=その職場の管理を任せられて安心、なんでも一生懸命できます=新しい取り組みも積極的にできそうだ等々・・そこの職場に入った後のパフォーマンスがどれだけ見込めるかを採用担当者は確認しています。

まとめ

  • 強みと弱みをできる限り見つける
  • 企業にあわせてアピールポイントを変える!
  • どんな人か知ってもらうことも重要!

私はリクルーターをしていた時に学生に自分の仕事を伝えるために仕事の振り返りという場面でモチベーション曲線を描いたのですが、ただやってきたことを書き出すより楽しく振り返れた思い出があります。色々な方向から自分を確認し、たくさんの強み弱みを見つけていきましょう。また20代薬剤師の転職ではこれから取り組みたい事という視点で自己アピールしやすいです。ぜひ志望動機の中にも自分の強みを入れて、こういう私だからこそ〇〇に取り組めます!とアピールがオススメです。

自分PRをしっかりしたい!採用側の気持ちをもっと知りたい!等、弊社お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!

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