
薬剤師の星谷です。
独立・開業を考えると・・お金はどうしたら良いの?どんな業務が発生するの?分からないことが何なのか分からない!という状態になると思います。
今回はよくある質問・疑問について、薬剤師さんの独立支援をされている株式会社ミツケルの中島様にご回答をいただきました。
<株式会社ミツケル>
“財経両面から人々を幸せにする”を経営理念とし、薬局、クリニック等に、M&A事業、財形コンシェルジュ事業、ジョイントオフィス事業等を提供されている企業様です。
ではさっそく、質問・疑問について確認していきましょう!
独立・開業Q&A
どんな企業が独立開業をサポートしてくれるのでしょうか?
独立開業を支援してくれる企業は大きく分けて3つのパターンがあります。
ひとつは、のれん分け制度です。その法人に勤務している従業員のために、運営薬局の経営権を譲渡する場合です。もちろん法人への支払いが発生します。
2つ目はM&A仲介業者です。M&A業者から案件を紹介してもらいます。独立・開業した場合、成功報酬として仲介業者に支払いが発生します。
3つ目は薬の卸さん等、新規に開業される医師を紹介してくれる業者さんです。こちらは開業したい医師からの要望で薬剤師をマッチングさせます。
お金の問題
◇独立・開業までにどのくらいの予算が必要でしょうか?
Answer→ご紹介する案件により金額は変動します。
大まかな金額ではありますが、
<新規開局の場合>
- 初期費用:最低でも3000万程度
- メリット:将来的に門前のDrの人気が出ると処方箋枚数、売上増につながる。
- デメリット:新規の場合患者数が最初からは見込めない
<事業譲渡の場合>
- 初期費用:案件内容にもよるが1000万~1500万程度
- メリット:スタートからある程度の数字が見込めた状態で始められる
- デメリット①:新規のように患者数等が右肩上がりと言うよりは横ばい状態
- デメリット②:新規と違い門前のDrが高齢の場合で後継者がいない可能性もある
◇自己資金が足りない場合はどうしたら良いのでしょうか?
Answer→多くの方が自己資金のみではなく、銀行などから借り入れをして資金を調達しています。借り入れ先の銀行紹介等もサポート企業様のサービスとして行っているところもあります
◇独立・開業に失敗すると自己破産するのでしょうか?
Answer→銀行の借り入れ状況によります。
必ずしも会社倒産=自己破産という訳ではありません。一部の金融機関では創業融資制度として、創業者個人の生活から新規創業のリスクを切り離すため、代表者への連帯保証が免除されています。こういった制度を利用すると、法人が倒産するだけで、代表者個人は出資額を失うだけで済むのです。
このように創業支援のような融資も選択肢の1つです。誰でもリスクは軽い方が良いでしょう。しかし、これから独立し薬局を運営。会社を運営し。従業員を雇えば従業員の雇用も守っていかなければいけない立場になるわけですので、リスクを背負う事や覚悟を決めなければいけません。そういった意味では覚悟や志の高い独立希望者を支援したいと考えます。
◇年収はどのくらい変わるのでしょうか?
Answer→独立開業する薬局によって様々なのでいくら変わるとは言えません。
薬剤師として勤務しながら独立する場合は、①勤務薬剤師としての給与②オーナーとしての報酬③会社経費が使える、この3つが収入となります。③は収入ではありませんが、法人として必要なもの、例えば社宅、車両代、ガソリン代、交際費、等々を経費として扱えます。
スケジュールの問題
◇通常、独立開業までにどのくらいの期間が必要でしょうか?
Answer→会社を設立するには約1~2ケ月程です。
また開業するまでは、最短で6か月(手続き(契約)~薬局の開局申請)が必要です。なので、概ね半年~1年未満の期間を考えていただくことが良いでしょう。
◇独立開業した薬剤師さんは、どのくらいの期間検討しているのでしょうか?
Answer→独立を決断するまでは人それぞれかと思われますが、決断した後はM&Aの場合タイミング次第ですので必ずしも早く開業したいと思っていても、エリアや金銭面、案件内容が希望と合致するものがすぐに出てくるかはわかりません。なので弊社としては案件が見つかるまではヒアリングを中心に共に独立に向け支援したいと考えております。
業務の問題
◇医師と上手くやっていけるか不安です
Answer→正直なところこの部分に関しましては管理薬剤師(オーナー)の対人スキルが多くを占めていると思います。門前の医師(Dr)と上手くやっていくかは独立であっても雇われであっても大事な部分だと思います。もちろん弊社としましては独立後のサポートも行っていますので助言やアドバイスはできるかと思っております。
事業譲渡の場合の医師目線としては前の薬剤師(薬局・法人)と比べると思います。しかし「前の薬剤師さんより良いね!一緒に頑張っていこうよ」と言われた場合はそんな嬉しいお声がけは無いと思います。不安だと思いますがそこを目指して行く事が大事かと思いますので、そんな時は弊社等に相談していただければと思います。
◇医薬品や医療機器の購入はどうしたらよいのでしょうか?
Answer→医薬品卸からの購入か、今は共同購入の言う選択肢も一つです。(注:薬局開設許可証が無いと卸さんの口座も開設できません。)共同購入は小規模展開だと難しい値引き交渉も代理で行って下さるのである程度の値引き率で購入が可能です。もちろんミツケルでも値引き交渉や医薬品購入の段取りはお手伝いできます。医療機器も同様です。
◇経営の知識が全くないのですが大丈夫でしょうか?
Answer→経営の知識が無くても弊社のようなサポート企業がバックアップすれば独立自体は可能です。もちろん勉強していただいたり、サポート企業との連携で知識を高めて頂ければ尚良いと思います。
◇労務管理の知識がありませんが大丈夫でしょうか?
Answer→こちらも弊社のようなサポート企業がバックアップすれば問題ありません。ミツケルには社労士もおりますのでお力になれるかと思います。社会保険手続き、雇用保険手続き等お任せください。
◇保健所等への申請業務が分かりません
Answer→こちらも弊社のようなサポート企業がバックアップすれば問題ありません。しかし実際に自分で運営していく薬局の最初の開局申請なのでサポートを上手く使っていただいてご自身で行う方が尚良いと思います。
◇個別指導に対応できるか不安です
Answer→弊社のようなサポート企業でもお力になれるかもしれませんが、薬剤師として独立する以上はご自身の薬局の個別指導への対応は薬剤師としてご自身が一番理解されていると思いますのでこちらに関しましてはご自身の力が多く求められるかと思われます。
その他
◇サポート企業様への相談は無料でしょうか?
Answer→ご相談はもちろん無料です。(注:実際に費用がかかるようなお手伝いは別途費用が発生する場合もあります)基本、ヒアリングや独立へ向けた前向きな面談等は無料です。また費用に関しましてはご相談の上様々なバリエーションをご用意させて頂きます。
<例1>
- 独立するまでのお手伝い。
- 案件料金(譲渡価格による)+弊社への手数料(最低300万)
- こちらは基本的に開局までのお手伝い。
<例2>
- 独立後に様々なサポートを受けたい。
- 案件料金(譲渡価格による)+弊社への手数料(最低300万)
- ここまでは基本的に上記と同じ+業務委託料(20万/月~)店舗数や規模にもよって月額は変動。規模や相談により10万/月も可能
- ※上記業務委託料を弊社が頂くことによって経営サポートや労務管理、給与計算のような経理処理等様々なバックアップが可能になります!
◇独立した方の具体例を知りたいです
Answer→Aさん(35歳)
- 経歴:大学卒業後、大手調剤薬局8年勤務、その後中小調剤薬局で4年勤務し独立されました。
- 独立方法:譲渡
- 資金:自己資金300万、融資金2000万
- 検討期間:約2年
- 独立までの期間:約1年
独立までの経緯~現在:薬剤師になった時から自分の薬局を持ちたいという夢がありましたが、なかなか踏み出せないでいました。そんな中で今回良き仲介業者さんと出会い、独立することができました。今は忙しいですが、雇用されていた側では味わえない充実した日々を過ごせています。
まとめ
- どんな薬局作りがしたいのか決める!
- サポート企業を色々見てみる
- MCSに相談してみる!
独立・開業の分からないことが分からない!ということは、周りの力を借りれば何とかなります!大丈夫です。それよりも重要なのは自分がどんな薬局作りがしたいのか?を明確にすることです。“あなた”にしか決められない事はとことん考え抜いておきましょう!
またサポートしてくれる企業によってサービスは様々!今回ご回答をいただいた<株式会社ミツケル>様は特に開業後に困らない、薬剤師が安心して薬局作りができるサービスを提供されております。まずは自身の希望に合ったサービス企業を色々みてみることが良いでしょう。行動あるのみ!です。
MCSでも転職先のご案内だけでなく、独立・開業サポートのお手伝いもさせていただいております。
お困りのことがありましたら弊社お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください!